人気ブログランキング |

八王子めじろ台バプテスト教会 hachimejib.exblog.jp

〒193-0833 東京都八王子市めじろ台2-15-2 ℡.042-663-7036  礼拝(日)AM10:00~12:10              祈り会( 水曜日 午前10時~11時20分


by hachimejibap
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

見よ、万物を新しくする

テーマ 十字架の勝利
聖書 ヨハネの黙示録 21章 1~5節
2019年3 月31日                  牧師 左右田 理

 現世の最期を描写するヨハネの黙示録で救い主イエスは小羊と呼ばれること40回以
上、またヨハネによる福音書では神の小羊として証しされています。(ヨハネ1:29) これは
過越の祭の際に殺された十字架の主を、過越の祭で捧げられる生け贄の小羊に比し
て理解するメッセージと言えましょう。だとしたら現世の最期に来るべき神の国とは十字
架の栄光で照らし出された世でしょう。(ヨハネ黙示録21:23、22:5) 現世の栄光で照らし出
される世は比較優劣に彩られた世です。誰かが合格すれば誰かが不合格になる世で
す。優位に立つ者が裁き、劣位に立たされる者が裁かれる世です。裁かれる者たちの
涙が果てしなく続く世です。しかし十字架の栄光で照らし出される世は、裁かれる者たち
の涙をぬぐう神が彼らの真ん中に立ち続けていく世です。
 人の義憤の背後には被害者意識、復讐心、怨念が隠れているときがあります。赦そう
と努めて憎しみが滲み出るときがあります。往々にしてそこには、外からは見えなくとも
内側に蓄積されている悔し涙があります。誰からも顧みられることなく悔し涙でいっぱい
になっていくなら、きっと愛も冷え切ってしまいます。(マタイ24:10^12) 愛が冷え切ってしま
った人を、いったい誰が救うことができましょう。しかし神の小羊は、あらゆる悔し涙をも
ぬぐい去る贖い主として十字架におかかりになったのです。(マタイ5:4,6) 十字架の光は
あらゆる悔し涙を顧み、慰め、満たすことでしょう。
 本日の聖書箇所に続いて、いわゆる天国行きと地獄行きとの分かれ目が描かれてい
ます。(6~8節) 地獄行きの人々の悔し涙を連想させる聖書箇所もあります。(マタイ25:30)
迫害の時代には、迫害に耐えられなかった者を落伍者と見なす傾向があります。日本
でも武士全盛のキリシタン迫害時代に、踏み絵を踏んだ者は失格者と見なされました。
悔し涙は失敗者のしるしとして映し出されたのです。しかし十字架の光はあらゆる涙が
顧みられ、慰められ、満たされる世界を映し出す光です。万物を新しくする光として、
“第二の死”(8節)をも、裁かれる者すべてが救われる世界、十字架が勝利する世界とし
て新たに映し出してくれることでしょう。
 私たちは絶えず、今“見えている”世界を越え、やがて十字架の光で照らし出される世
界を、信仰をもって望み見ていきましょう。


by hachimejibap | 2019-03-31 12:00 | メッセージ