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八王子めじろ台バプテスト教会 hachimejib.exblog.jp

〒193-0833 東京都八王子市めじろ台2-15-2 ℡.042-663-7036  礼拝(日)AM10:00~12:10              祈り会( 水曜日 午前10時~11時20分


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すべての国の人のため

テーマ 礼拝
聖書 マルコによる福音書 11章 15~19節
2019年1月13日    主日礼拝             牧師 左右田 理


 「…両替人の台や鳩を売る者の腰掛けをひっくり返された。(15節)」…この光景の背
後には、異文化社会からエルサレム神殿礼拝に集まる人々の姿があります。歴史的動
乱で、遠隔地に散らされていたイスラエル人たち(離散の民、ディアスポラ)が、巡礼の長
旅、その危険で疲労困憊した果てに要求されたのは、神殿で通用する通貨への両替、
そして捧げ物にふさわしい生け贄の調達でした。しかもその一つ一つの段取りの手数料
の相場も巡礼者には不明だったようです。神殿管理側からすれば巡礼を助けてあげて
いるつもりだったとしても、イエス様の見方とは大きくくい違っていました。(17節)
 当時のユダヤ教社会には異邦人改宗者を受け入れる“寛容さ”が開花していました。
とは言っても彼ら外国人改宗者には神殿まわりの経済事情の難解さに加え、礼拝領域
に制限があり、しかもその礼拝可能域に商人たちが集中したとも言われます。なお本日
の聖書箇所の出来事は、四福音書すべてに並行記事として載っています。それら主イ
エスの神殿礼拝批判について、もしマタイ21:12~17を経済格差批判、ルカ19:45~48を利
潤追求批判、ヨハネ2:13~22を命の犠牲(生け贄)批判および利潤追求批判として受ける
なら、本日のマルコは人種差別批判として聴くことができましょう。
 イスラエルの選民思想の歴史において、神の民でない者たち(異邦人、よそ者)に対す
る寛容さは、そのよそ者の歴史的功罪によって増減されていたようです。(申命記23:4~
9) 同じように礼拝したくとも、過去の功罪によって礼拝に制限が割り振られていたこと
になります。しかし初代教会のクリスチャンはイエスの教えを受け、あらゆる人があらゆ
る功罪差別から解放され、誰もが等しく礼拝の民として受け入れられていくキリストの明
日を信じて、バプテスマを受けてきたのではないでしょうか。(ガラテヤ3:27~28) 
 キリストの礼拝は福音に満ちた家として、すべての国の人の祈りの家です。より広く、
共に祈ることのできる環境に向け改革していくことは礼拝者の使命と言えましょう。けれ
ども時に礼拝の改革は、従来の慣例や信仰的平安をもたらす作法を根底から見直し、
揺さぶり、また中断させる出来事へと発展します。(15~16節) 改革に対する反発も激し
くなります。(18節) しかしそれでも、“すべての国の人の祈りの家であるべき”というキリ
ストの熱情は永遠に変わらないのです。


by hachimejibap | 2019-01-14 14:30 | メッセージ