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八王子めじろ台バプテスト教会 hachimejib.exblog.jp

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多くの人のために

テーマ 神の国の食卓
聖書 マルコによる福音書 14章 22~26節
2019年1月6日    主日・新年礼拝            牧師 左右田 理

 本日は、2019年最初の主の日、このメッセージに続いて主の食卓を覚える主の晩餐
式があります。なお本日の聖書箇所について歴史的には“最後の晩餐”として紹介され
ることがあります。十字架で裂かれる主のからだ、流される主の血、そのような主の最
期から証しされる救い(贖い)が意識されているのかも知れません。しかし最後の晩餐は
“始まり”の食卓だったのではないでしょうか。より「多くの人のために」(24節)…それこそ
救い主イエスが思い描き、飢え渇き待ち焦がれている食卓なのではないでしょうか。
 イエスのからだであるパンを「取りなさい」(22節)…並行記事であるマタイによる福音書
26:26では「取って食べなさい」と記され、イエスとの一体化(贖い)がイメージされますが、
本日マルコ14:22では「取りなさい」と、招きに集中しています。“どのようなものかわから
なくとも、まずは手に取ってごらん、どのような食卓かわからなくとも、まずは共に食卓に
ついてごらん…” 主イエスの切実な招きです。主の晩餐が過越の祭の出来事であった
ことを思えば、マタイのように贖いを意識して主の言葉に耳を傾ける大切さも認めつつ、
四福音書の中で執筆時期がもっとも早いと考えられるマルコを軸にさらに聴きましょう。
 「パン」に続き「杯」についても、マタイ26:28では「罪のゆるし」という旧約概念、
贖いの契約が反映された招きになっていますが、本日マルコ14:24では“救い主の”血の契約と
して聴くことができます。(ゼカリヤ9:9~12) それは強い者勝ちの世から諸国の民が解放さ
れる希望の契約です。マルコにおいて主の食卓は、世の虐げられし万民が解放される
その時まで、神の国は成就しない、イエス自身も自らを楽しませることはない、という世
の救い主としての強い決意が証しされる食卓となるのです。(24~25節) マタイ26:28~29
が「あなたがた」という弟子たちへの呼びかけを通して、キリストに贖われた教会が「多く
の人々」となる“広がり”に神の国(の食卓)を期待しているとすれば、マルコは救い主か
らの“一方的福音的宣言”として神の国(の食卓)を保証しています。(マルコ1:15)
 ここから主イエスの進む先に待ち受けていたのは十字架の死です。しかしそれは単な
る最期ではなく、賛美の始まりです。(26節) 十字架の向こうに神の国の食卓を証ししよ
うという主の決意に満ちた賛美です。多くの出会い、その痛みの向こうにこそ備えられて
いる神の国の食卓に向け、共に賛美し、共に食卓を囲みましょう。


by hachimejibap | 2019-01-06 13:00 | メッセージ