八王子めじろ台バプテスト教会

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平和は保たれた

テーマ 復活の道
聖書 使徒言行録 9章26~31節
2017年8月13日(平和月間)    主日礼拝       牧師 左右田 理


 サウロ(後の大伝道者パウロ)は絶望の中にありました。(9節) 神(の国)のためを思っ
て力いっぱいやっていたことが、じつは神(の国)への敵対行為に過ぎなかったなんて…
ほとんど彼は生ける屍状態だったのでしょう。しかし復活の主イエスとの出会いによっ
て、そしてそのお導きによってサウロは立ち上がりました。(18~19節)
 もともとサウロはキリスト教会を迫害する急先鋒でした。ところがサウロは迫害者たち
を裏切りました。キリスト教会側へと寝返ったのです。しかし一度裏切った者はまた再び
裏切る…キリスト教会は簡単にサウロを信用しませんでした。いつ再び寝返らないとも
限らない、いや、そもそも迫害者を裏切ったフリをしたスパイかも知れません。またたと
えサウロの回心が本当だったとしても、サウロのせいで奪い去られた日常、愛する人た
ちの命など、今さら何も取り戻せはしないのです。不安、警戒心、喪失感…しかし教会
はあらゆる否定的思いへの誘惑を乗り越えてサウロを受けとめました。ただサウロに
による“主は今も生きて働いておられる”という証し、宣教のゆえに。(27~28節)
 神の国を自負するイスラエル社会において、「イエス=公的に処断された者」を主と告
白するなら謀反人、非国民、国賊扱いされることは免れません。(ヨハネ9:22参照) 初代
教会が少しでも事態を穏便に収めたければ口を閉ざすしかありません。(5:28) しかし
初代教会は恭順の意を示すどころかサウロの伝道活動を支援し始めます。(28節) 国
家レベルでの公的裁き、その信憑性を根幹から覆してしまう生き証人を匿い、その逃亡
を手助けしました。(30節) 初代教会はたとえ為政者の権威を傷つけることになっても、
“犯罪者の一人に数えられたイエスこそ復活の主だった”、“この世で裁かれていく者た
ちのただ中に復活の主を見た”
、という証しを撤回しなかったのです。(マルコ15:28参照)
 復活の主は平和を世に残してくださると約束してくださいましたが、その平和はこの世
の社会的地位、名誉、財産等が守られることとは異なりました。(ヨハネ14:27) パウロたち
初代教会にとって、「この世の秩序によって排除されていく人々の間にこそ復活の主が
生きて働いておられる」と証しするため立ち上がれたことがすでに平和でした。なぜなら
イエス・キリストのゆえに迫害されることは教会の基礎、いや天の国の基礎に他ならな
かったからです。(31節、マタイ5:9~12)


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by hachimejibap | 2017-09-30 20:10 | メッセージ

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