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八王子めじろ台バプテスト教会 hachimejib.exblog.jp

〒193-0833 東京都八王子市めじろ台2-15-2 ℡.042-663-7036  礼拝(日)AM10:00~12:10              祈り会( 水曜日 午前10時~11時20分


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全地に散らされたので

テーマ :神の国
聖書 創世記 11章1~9節
2015年10月4日 主日礼拝                   牧師 左右田 理

 津波、土石流など、いわゆる自然災害に対して、「高いところへ登れ!」…まったくそ
の通りだと思います。ところが、命と命との関係、社会形成までもが「安全、安定のため
に高いところへ登れ!」となってしまったのが、バベルの塔なのではないでしょうか。
 東日本大震災から1年後、東八幡バプテスト教会牧師の奥田知志先生が平和を問う
講演をなさった際、近代社会学の論説を引用され、人間関係が、「私と“あなた”」から
「私と“それ”」へと置き換えられてしまう社会的現実を指摘されました。それは隣人が
モノ(道具)と化していく社会的現実です。隣人が、“自分の”安全、安定の度合いを高め
ていくための道具と化してしまっている社会的現実があるということでしょう。
 平和の主は命の主です。命がモノ化していくことをおゆるしにはなりません。(6節)
ですから救い主なる神は、かつて世界的大帝国エジプトで奴隷として苦しめられていた
神の民イスラエルを荒れ野へと導き出しました。もし安全、安定ということが平和である
なら、神の民の地位、名誉を、エジプト帝国の中で天に届くほどに高めれば済んだはず
です。(4節) しかし平和の主は、命のモノ化から、神の民を解放する神です。もし神の
民が、命のモノ化の虜となってしまうなら、くり返し解放される神です。くり返し世に散
らし(8節)、くり返し荒れ野へと導き(ホセア2:16~17,22~25)、富の安全、安定志向から解放
し続ける神です。
 自分たちの安定、安全が脅かされるかも知れないという不安をもたらす相手と向き合
い続けることは苦しいことです。しかし、そのような苦しみをもたらす命を、ただ排除
しようとするなら、命の主ご自身が苦しみそのものとなって私たちに迫り、苦難のただ
中にこそ命の主が降りてくださっていることを指し示し続けることでしょう。(ホセア5:14
~15) こうして救いの民は、命をモノ化する世の流れから解放されていく貧しい人たち
として、十字架の命に満ちた、神の国の民とされているのです、すでに。(ルカ6:20b)
 神の国は、命の主キリストの食卓です。この後、命の主の食卓をである主の晩餐式
を共にしましょう。テーマは、「イエス・キリストにあって共に死に、共に生きるため
に」です。あらゆるものを手放せる自由を通して、あらゆるものが満たされていく十字
架と復活の主の命を、あらゆる命と共に受けましょう。
by hachimejibap | 2015-10-22 22:30 | メッセージ