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八王子めじろ台バプテスト教会 hachimejib.exblog.jp

〒193-0833 東京都八王子市めじろ台2-15-2 ℡.042-663-7036  礼拝(日)AM10:00~12:10              祈り会( 水曜日 午前10時~11時20分


by hachimejibap
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第6回 映画とアフタヌーンティー 報告

 10月3日(日曜日)の午後、当教会で映画会が開かれました。
上映されたのは、1989年のアイルランドの作品『マイ・レフトフット』です。
 
 生まれつき重度の脳性マヒで、医者からは「植物同様にしか生きられない」と
宣告されたクリスティ・ブラウンが、唯一動かすことのできる左足を使って著名な
画家・作家として認められるようになるまでを、丁寧に描いた作品です。
原作は本人の同名小説。
 感傷的な手法を避け、淡々とした演出がかえってクリスティ―の、障害を乗り越え
て一人の男性として生きようとする強い意志や、彼を取り巻く家族の温かい愛情を浮
き彫りにしていました。と、同時に〝障害=不幸″という偏見をうち砕く様なドラマ
でもあり、障害者が周囲の愛情を受け、生きがいを持って、いきいきと生活する姿が
力強く伝わって来ました。
 主演のダニエル・ディ・ルイスの迫真の演技や母親役のブレンダ・フリッカーの母
性愛あふれる演技は秀逸で、アカデミー主演男優賞・助演女優賞に輝いたのも頷けま
した。

 さて、映画の後は、お茶と手作りのお菓子でティータイムとディスカッションの時
を持ちました。
実際に養護学校に努めている方や養護施設で働いた経験をもつ方(共に教会員)から
話を聞きましたが、その話から予想を超える障害者の厳しい現実を知ることも出来ま
した。
「映画のような身体不自由者の約9割が知能にも障害を持っており、とてもあの(クリ
スティ・ブラウン)ような生活は不可能である。」
「子供を施設に入れたら、それきりほとんど会いに来ない家族も多い。
年末など、一時帰宅の時期になると急にあちこちの家庭で重病の親戚が出る(つまり
口実を使って引き取りを拒否する)。」など。
また、町や学校で障害者への冷たい視線や配慮に欠けた態度を目の当たりにしたとの
話も聞き、まだまだ日本の社会には障害への根強い偏見や差別があるという現実を感
じました。 

 障害を持つ方々に立ちふさがる壁はいくつもあります。
けれど、少しずつでもその壁が除かれ、障害者とその家族が安心して暮らせる社会に
なりますようお祈りします。
          
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by hachimejibap | 2010-10-29 21:57 | 活動報告