イエスはまたおいでになる
2010年 09月 20日
復活祭(イースター)から40日目が昇天祭です。イエスさまが天に昇られたことを
記念する祝日です。今年は5月の13日でした。プロテスタント教会ではあまり祝われ
ませんが、東方教会では盛大な祭りがあります。10節にありますように、イエスさま
が離れ去って行かれる時、弟子たちは呆然自失して、不安の中に取り残されてしまい
ました。わたしたちもしばしばイエスさまの姿が見えなくなることがあります。詩編
38:16~23にあるように神さまが遠くに感ぜられる時があります。そのような時、
何とかして、神さまの存在を肉の目で見て、安心したいと思います。この人間の弱点
に付け込む宗教や教組が跡をたちません。
天に昇られたイエスさまは11節にあるように確かにまたわたし達のところにお出で
になります。イエスさまはかつてわたしたちと共におられました。今、天においてわ
たしたちと共におられます(マタイ28:18)。またわたしたちとと共にいるために
来てくださいます。わたしは終末をアンパンに例えます。中の餡がわたしたちの人生、
世界の歴史です。まわりを包むパンが終末つまり永遠です。ですから終末とはわたし
たちの前にあるだけでなく、上にも下にも右にも左にも後ろにもあるものです。わた
したちは永遠によって包まれ、護られているのです。
イエスさまは肉の目には見えなくともいつもわたしたちと共にいてくださるという
ことは確かな事実です。そしてこの約束が確実であることをわたしたちが信じること
ができるのは聖霊の働きです。どんなに不安な時も、どんなに自分が弱く見える時も、
イエス・キリストはわたしたちと共におられます。教会も同じです。どんなに小さく、
何もできないように思われる時にも、イエス・キリストは教会と共に歩んでください
ます。教会は「聖霊の宮」ですから。(2010.08.28めじろ台教会メッセージ要旨)
八王子めじろ台バプテスト教会
協力牧師
北島 靖士